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会社案内

創業から現在まで。いづみや製菓の「歩み」

わたしたちは、お客さまからいただく「ありがとう」の言葉を励みに、創業75年を迎えました。そうしてお客様と触れ合う毎日を積み重ねて多くのご縁をいただき、今日のわたしたちがいます。こちらでは、いづみや製菓の創業時から現代までの歩みの一部をご紹介させていただきます。

初代 廣内栄治 / 昭和20年~

初代廣内栄治は、明治生まれ。学校を卒業した後に大阪のせんべい屋に弟子入りし、その腕を磨きました。戦時下には出兵を余儀なくされますが、運よく無事に帰還できた栄治は終戦後まもなく独立、せんべい屋を新たな家業とし、いづみや製菓の歴史の第一歩を刻みました。昼夜兼行でお煎餅づくりに励む中、砂糖が貴重品となって中々手に入らない時は、さつまいもを原料にしてお煎餅にしたそうです。栄治が煎餅を焼く姿は、ご進物セット「丹波せんべい箱入り」にイラストとして使用されています。

二代目 廣内實 / 昭和28年~

二代目實は、窯物のお煎餅にも力を入れ『イサゴ』という商品がよく売れたようです。自転車の運搬車を使っていた時代から、バイクやミゼットへと移行。一斗缶売りからビニール袋入りにて販売するようになりました。

三代目 廣内學 / 昭和53年~

三代目學は、ご当地産(山南町産)の特産薬草に目を付け、オウレン、サフランなどを使った薬草せんべいを新たに開発、販売を始めました。詰め合わせの内容を少し変更した今でも、健康にちなんだ「不老長寿」の名前と共に、いづみや製菓の人気商品の一つです。又、神社仏閣、学校や企業様向けにロゴを焼印したオリジナルお煎餅も多く手掛けるようになりました。

四代目 廣内尚登 / 平成26年~

四代目尚登は、昔ながらの製法を守り、時代の流れを取り入れた製品を開発しています。丹波の特産である丹波大納言小豆、丹波栗、黒大豆を使用したせんべいなど、『丹波』にこだわった製品開発に取り組んでいます。

これからも、地域とともにあり続けるいづみや製菓は、先の未来を考えた時に、もっと若い人に向けたお煎餅作りをしていきたい、と思っています。お煎餅という食の文化・伝統をもっと日常に浸透させて、気軽に楽しんでもらうこと、それは当代の、お煎餅職人として課せられた使命だと思うから–。